建築家の仕事ってなんだろう?

知人から、「マイ・アーキテクト」という
近代建築の巨匠ルイス・カーンの人生と作品を辿る
映画のパンフが送られてきていました。
残念ながら、東京のみの上映なのですが、
できることなら観てみたい作品です。

ルイス・カーンは学生時代に憧れていた建築家で、
彼の建築哲学的な言葉は今も心に残っています。
あらためて本を眺めていると、美しい建築に憧れていた
自分を思い出しました。

しかし、実際に住まいを依頼されるお客様から美しい建築を
直接的に求められることはほとんどなく、
住まいの使い勝手を要望されることのほうが圧倒的に多い訳です。
建築家というのは、リクエストを整理しながら、予算調整、工事監理をし、
そこに住まう人のために、安全でとにかく美しいものを創ろうと
地道に努力しているのです。
きっと、他の建築家の皆さんもそうだと思います。

それは、ある日の一日だったり、10年後20年後だったり、
さまざまなシーンを想定しながら、デザインしていきます。
それを伝えるために様々なプレゼンテーションを行います。

けれど、お引き渡しをして、数年たって、ようやくその意味を
理解していただけることもあるのですが、まるで、
ようやく解かれたなぞなぞのようで、出題者としては、
そのときが一番うれしいですね。

人とともに住まいというのは、常に変化していきます。
TOSAKAは、その変化をゆるやかに楽しんでいただけるような
住まいをこれからも創り続けてゆきたいと思います。
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by ryo_tosaka | 2006-02-16 20:57 | トサカ日記
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