カテゴリ:旅のススメ(海外編)( 2 )

ウィーンのディープな記憶

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もう一度行きたい都市のなかにウィーンがあります。この美しい町の中には、かの19世紀末建築家オットー・ワーグナーの代表的な作品があふれています。なかでも、特に強烈な印象が残っているのがアム・シュタインホフ教会 (Kirche am Steinhof)です。

ところで、このアム・シュタインホフ教会は、市街地から少し離れた森のはずれに建てられています。一般の観光ではまず行かないと思いますので紹介しましょう。

わたしたちは、タクシーに乗ってカールスプラッツあたりの中心街から向かったのですが、タクシーの運転手には、どうしてあんなところに行くのか?と、さんざん訝しがられました。暗くならないうちにこの場を立ち去り、病棟には近づくなと、到着と同時に逃げ出すようにタクシーは走り去っていきました。現在はわかりませんが、どうやら、当時はあまり地元の方は近寄りたがらないエリアのようでした。
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外観は、他のワーグナー作品にうかがえる様式でしたが、中に入って絶句。これほど深くて重い金色の世界は体感したことのないものでした。
そうこうしているうちに、あたりは暗闇はじめ、深い森の中に、えも言われぬうめき声と鎖を引きずるような鈍い音が響きわたりはじめました。
まぎれもなく、そこは市街からは、森によって緩やかに隔離された精神病療養所の敷地内だったのです。
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by ryo_tosaka | 2005-11-24 23:04 | 旅のススメ(海外編)

オランダからはじまりました

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初めて海外に行ったのは、十数年前。それから、訪れた国は、ヨーロッパを中心に、視察や仕事も含めれば10数ケ国になりました。このしばらくは国内の旅や出張ばかりでしたが、そろそろ海外に行きたいと思っています。
さて、勤めていた建築家事務所の研修旅行が最初の海外旅行で、オランダ、オーストリア、フランス、ドイツに行きました。アムステルダムかロッテルダムで1泊、ウィーン2泊、ベルリン1泊、パリ2泊くらいの超ハードスケジュールでしたが、今でもとても記憶に残っています。
はじめは、オランダからです。とにかく、古いものから新しいものまで、コンパクトにデザインされていて、アムステルダムの町はミニチュアのようでとてもかわいかったのを覚えています。それに比べて、オランダの方々の背の高いこと!!これには驚きました。
写真は、よくある伝統的なオランダの水辺の住宅と、近代建築の名作として有名なリートフェルトのシュレイダー邸。そういえば、シュレイダー邸の庭に小さなリンゴの木があって、落ちていた実を記念にいただいたのを大切に持っていたのだけれど・・・。
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by ryo_tosaka | 2005-11-22 00:43 | 旅のススメ(海外編)