カテゴリ:旅のススメ(国内編)( 1 )

なんだ!?あの不思議な形の建築は?鍵遺跡?

こちら大津から、大阪の実家へ向かうのにときどき
高速を使わずに宇治、奈良を経由して向かうことがあります。

そんなある日、奈良盆地の中心、田原本町あたりの
川辺を車でのんどり(ゆったり)走っていると、
山手の方に、とても不思議な楼閣のような建物が見えました。
思わず、「なにあれっ!!」と、ふたりで同時に叫びました。
しばらくすると、
唐古・鍵遺跡という標識が!!
とても遺跡とは思えないユニークな建築物に
わくわくしながら、すぐさま近くまで見に行きました。

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なんと、佐賀県の吉野ケ里遺跡や静岡県の登呂遺跡などと並ぶ
弥生時代の大規模集落遺跡で、1000人規模の環濠集落の遺跡だというのです。
もちろん、この楼閣は発見された土器に描かれた姿を最近になって
復元されたものらしいのですが、今から2000年以上も前に
こんなユニークな建築物が存在していたなんて!!

もともと、わたしたちは、ともに学生時代、考古学に進もうか
建築学に進もうか・・・と悩んだほど、歴史がとても好きで、
時間があれば史跡めぐりをしています。
建築というのは、その時代を象徴するもので、
人々の生活様式がだいたい想像できます。
ときに、また建築は、権力や宗教の象徴であったりするわけで、
都市に対して非常に強いメッセージを持っています。

おそらくこの楼閣の周辺には、ゆたかな水田が広がり、
人々が笑いながら季節とともに豊かに暮らしていたのでしょう。
時代は変わり、技術は進歩しても、人間の発想というものは
まったく時代を超越しているものです。
むしろ、自然とともに暮らす弥生時代の方が豊かであったのかもしれません。

まだまだ、発掘の最中ということで、完全には整備されていないのですが、
奈良にはまだまだ不思議な場所がたくさんあるのです。
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by ryo_tosaka | 2006-02-28 14:01 | 旅のススメ(国内編)